【キングダムハーツ3】過去作含むストーリーまとめ~時系列に沿って分かりやすく解説~【ネタバレ注意】
こんにちは、ペリー提督です。
キングダムハーツ3が発売されてから、2週間ちょっとが経過しました。
皆さんはすでにプレイ、クリアされましたでしょうか。
本日は、今回のキングダムハーツ3から初めてプレイした方や、これまでのキングダムハーツシリーズのストーリーがよく分からないという方向けの記事になります。
お付き合いいただければ幸いです。
1.キングダムハーツについて
開発秘話
言わずと知れた、ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボであるアクションRPGゲームですね。
初代キングダムハーツが発売されたのは2002年3月28日。
(信じられませんが、もうすでに17年前のことになります・・・!)
当時、FFVIII(ファイナルファンタジー8)の開発途中だったスクウェアと、ウォルト・ディズニー・ジャパンは同じビルで拠点を構えていました。
ビル内のエレベーターにてスクウェアのゲーム開発者が、ディズニー側の幹部から共同でのゲーム制作を持ち掛けられたことをきっかけにキングダムハーツの開発が始まりました。
また、任天堂による「スーパーマリオ64(Nintendo64)」の発売を受け、スクウェアでの3Dアクションゲームの開発が望まれていたこと、ディズニーキャラクターには世界的な知名度があるにも関わらず、ゲームにおけるディズニーオリジナル作品がまだなかったことなどから、キングダムハーツのディレクターである「野村哲也」氏が、一年間、一人でこつこつと企画やゲームデザインを進めていたという開発秘話があります。
キングダムハーツとは?
「大いなる心」、「王国の心」などと呼ばれる、真の光、あるいはありとあらゆる心の集合体、もしくは世界の中心。
マスター・ゼアノートの研究結果では「世界の心が繋がったもの」、「全ての心が回帰する場所」とされているが、その実態の多くは謎に包まれている。
全シリーズを通して3種類の「キングダムハーツ」が登場しています。
真のキングダムハーツ(KH BbS)
バースバイスリープでマスター・ゼアノートが開こうとしたキングダムハーツ。
x(キー)ブレードと共に存在し、xブレードに守られていると言われるキングダムハーツ。
完成したキングダムハーツの扉を開くことは、新世界の創造へと繋がり、すべての世界、すべての人を掌握する事も可能であり、扉を開いた者も、人ならざる者へと生まれ変わるとされています。
世界の心のキングダムハーツ(初代KH)
初代キングダムハーツで、アンセムが開こうとしたキングダムハーツ。
アンセムがハートレスに世界の心をかき集めさせて作り出したキングダムハーツ。
後述するマスター・ゼアノートのハートレスVerであるアンセムは、このキングダムハーツを「全ての心の闇」と解釈し、キングダムハーツから闇の力を手に入れようとしていました。
物語の終盤で、ソラとミッキー(王様)によって扉が封じられたことでハートレスが集めていた世界の心と、集まっていた世界の欠片が元に戻っていき、このキングダムハーツは消滅しました。(もれなくアンセムも消滅)
人の心のキングダムハーツ(KHII)
キングダムハーツIIで、ゼムナス(XIII機関)が開こうとしたキングダムハーツ。
ハートレスをキーブレードで倒した時に解放される心を、一箇所に集めることで作り出せます。心を失った者が得る事で完全な存在になると思われていました。
物語の終盤で、賢者アンセム(本物)に壊されたことで不完全な状態になりますが、ゼムナスはこの不完全なキングダムハーツと融合。
ソラ達の活躍により、ゼムナスと共にこのキングダムハーツは消滅しました。
2.時系列
キングダムハーツの魅力は、登場する豊富なキャラクターと、奥深いストーリー。
しかし、ややこしい点があります。
ストーリーがマジでわからない・・・っ!!
というのも、ゲームの発売順とゲーム内の時系列が一致しないんですね。
今回は、ゲーム内の時系列に沿って解説していきます。
ここから血も涙もない、壮大なネタバレのオンパレードになりますので、未プレイだったりストーリー知りたくないって人はご注意ください。
キングダム ハーツ バース バイ スリープ「BbS」(2010年1月9日:PSP)
あらすじ
ソラがキーブレードを手にするより10年前。かつて存在していた三人のキーブレードの戦士、テラ、アクア、ヴェントゥスが繰り広げた、全てにつながる始まりの物語。
新プロジェクトの一つとしてPSPで発売。略称はBbS。
はじめに、初代キングダムハーツをプレイしていた人からすると、ソラがいない時点で「???」ってなりますよねw
今作でのラスボスは「マスター・ゼアノート」になります。
全キングダムハーツシリーズにおける元凶です。
後々解説しますが、初代キングダムハーツのラスボスである「アンセム」は、この「マスター・ゼアノート」のハートレスであり、キングダムハーツIIのラスボスである「ぜムナス」は、この「マスター・ゼアノート」のノーバディです。
総じてイケメンなのが気に食わない。
「マスター・ゼアノート」の野望は、2つありました。
・1つ目「純粋な光の心と純粋な闇の心がぶつかった時に造り出せる「x(キー)ブレード」を人為的に発現させ、それによってキングダムハーツを開くこと」
・2つ目「年老いたため、新たな肉体が欲しい」
1つ目の野望を達成させるため、ゲームの序盤で、主人公である「ヴェントゥス」から闇の心のみを抽出した「ヴァ二タス」を誕生させます。
そして「ヴェントゥス(純粋な光の心)」vs「ヴァ二タス(純粋な闇の心)」を戦わせます。
2つ目の野望を達成させるため、主人公の中の一人である「テラ」を、闇の力に目覚めさせ、最終的には体を乗っ取ってしまいます。
残りの主人公アクアについては、ヴェントゥス・テラを助けるために、一人奔走するのですが、これがまた泣けます。
上述の通り、ヴェントゥスは自らの中の「光と闇」がぶつかったことにより心が壊れてしまい、植物人間状態に。
動けないヴェントゥスをいったん安全な場所で眠らせておくため、自分たちの旅立ちの地を「忘却の城」に変え、その中にヴェントゥスを安置させます。
※このとき、実はヴェントゥスの心は、いったんソラの心の中に緊急退避していますが、それは後述します。
次に、自分の体を乗っ取ったゼアノートを思念によって退けたものの、その後行方不明になってしまったテラ。
テラの中のゼアノートを倒すべく、一人で特攻するアクアでしたが、戦闘後、テラの体が闇の世界に飲み込まれそうになったところを、アクア自身が身を挺して助け、代わりに闇の世界に飲み込まれてしまいます。
※光の世界に残ったテラに関しては、ゼアノートに完全に乗っ取られてしまい記憶喪失になってしまいますが、キングダムハーツIIで登場する「賢者アンセム(本当のアンセム)」に拾われ、しれっと弟子になってしまいます。
闇の世界に独りぼっちになってしまったアクアですが、途中からは王様(ミッキー)が現れ、2人で闇の世界を抜け出すべく進みます。
ここから、初代キングダムハーツのエンディング(世界の心のキングダムハーツを閉じるため、光の世界からはソラが、闇の世界からはミッキーが鍵をかけるシーン)に繋がるのですが、ミッキーが鍵を閉じている間に、ハートレスを攻撃を足止めしていた結果、アクアは闇の世界のさらに深い部分に陥ってしまいます。
その後、ミッキーとリクの助けがくるまで、十数年待ち続ける・・・といった具合ですね。
時系列に追っていっているので、初代キングダムハーツのエンディングを初見で見た方は、「ミッキーが出てきた!!」ってなったと思うんですが、あれはバックにアクアがいたことによって成しえたことだったんですね。
キングダム ハーツ 「KH」(2002年3月28日:PS2)
あらすじ
島国育ちのソラとリク、そしてカイリは毎日デスティニーアイランドという小さな島で遊んでいたが、やがて3人は海の向こうにある外の世界へ憧れ、イカダを作って島の外へ旅立とうと計画。
しかし旅立ちの前夜、リクが島の奥底で閉じられていた謎の扉を開いてしまい、突然の嵐と「ハートレス」という奇妙な生物を島の中へ招き入れてしまう。
ソラは鍵をかたどった剣「キーブレード」を手に入れ、ハートレスに立ち向かいながら2人の親友を助けようとするが、島は闇に飲まれて崩壊し、3人は離れ離れになってしまった。
一方その頃、全ての世界を治めるディズニーキャッスルでは、「王様」が旅に出るべく、突如城を去ってしまう。
ドナルド、グーフィーは王様を探すべく旅をすることに。
各々が「外の世界」であるトラヴァースタウンへたどり着き、グーフィー、ドナルド、ソラが出会う。
一致団結した3人は王様とリク、カイリを探す旅に出るのであった。WikiPediaより抜粋
ここから、初代キングダムハーツに繋がります。
すでに上述のバースバイスリープで出現していたハートレスについて、まずは説明したいと思います。
ハートレスとは、人の心の闇が膨らみ続けて、完全に闇に染まった時に心が変化する怪物であり、人の心の闇に反応し、心を奪って次々と増殖する性質があります。
このハートレスが、初代キングダムハーツでの主な敵役となります。
そして、今作でのラスボスはバースバイスリープで登場した「マスター・ゼアノート」のハートレスである「アンセム」になります。
初代キングダムハーツは、開発秘話でお話した通り、スクウェアとディズニーの共作として発売されましたので、悪役(通称ヴィラン)もディズニーキャラクターになっています。
そのヴィランの中でもしこたま悪いやつが、白雪姫に登場する魔女、マレフィセントになります。
今作でのアンセムの野望は、大きく分けると2つあります。
・1つ目が、世界中の心をかき集めて「世界の心のキングダムハーツ」を作る。
・2つ目が、作り出した「世界の心のキングダムハーツ」の扉を開き、闇の力を手に入れる。
※アンセムは「世界の心のキングダムハーツ」を「全ての心の闇」だと解釈していました。
世界中の心をかき集めているために、世界に異変が生じていたため、ソラ達一行は、ゲーム内の各ワールドに存在する、心が通過する「扉」を締めるために、色んな土地を回ります。
また、2つ目の野望について、「世界の心のキングダムハーツ」は、「世界の闇の中心部」と呼ばれる「エンド・オブ・ザ・ワールド」の最奥に存在する「闇の扉」から到達できます。
なんかもっと手近なところに作れよと思ってしまったのは私だけでしょうか。
その「世界の闇の中心部」と呼ばれる「エンド・オブ・ザ・ワールド」は、「闇へと通じる鍵穴(=キングダムハーツのある世界へ通じる扉)」から行けるのですが、この鍵穴を開くためには、セブンプリンセスたちが必要になります。
セブンプリンセスは、ディズニーキャラクターの「白雪姫、シンデレラ、アリス、オーロラ、ベル、ジャスミン」+キングダムハーツの登場人物である「カイリ」の7人です。
そのセブンプリンセス達を悪だくみしてかっさらっていく手伝いをしていたのが、上述のマレフィセント率いるヴィラン、というわけです。
ソラ達が各ワールドを旅している最中、リクはなんと闇に魅入られ、マレフィセント側についており、最終的にはラスボスであるアンセムに体を乗っ取られてしまいます。
(テラ同様、闇の力に乗っ取られる奴多すぎ問題)
それでもソラ達はリクを乗っ取ったアンセム撃退に成功するのですが、最終的にリクは闇の世界に落っこちてしまいます。
アンセムを撃退したのは良いのですが、なんとアンセムが作り出した「世界の心のキングダムハーツ」の扉の鍵を締めないと、世界中の異変が収まらないことが発覚します。
しかし、この扉、表側(=光の世界側)と裏側(=闇の世界側)から鍵を締めないといけないというアルソックもびっくりの防犯仕様。
表側(=光の世界側)からはソラ達が鍵を締められますが、裏側(=闇の世界側)からは誰が締めるの・・・?
ここで登場するのが、バースバイスリープでアクアと共に闇の世界を旅していた、我らが王様であるミッキーです。
ミッキーの協力も得て扉を締めることに成功し、集められていた世界中の心は元の場所へ還り、「世界の心のキングダムハーツ」自体も消滅しました。
キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ(2004年11月11日:GBA)
あらすじ
ソラ・ドナルド・グーフィーの3人は世界の崩壊を食い止めるため、リクと王様を闇の扉(キングダムハーツ)の向こうに残したまま閉じてしまった。
どこまでも続く草原を歩き続けている3人の前に、分かれ道と共に黒いコートの男が現れる。
男を追って辿り着いた「忘却の城」。
ソラは塔を登るうち、デスティニーアイランドである少女と遊んでいた頃の記憶を思い出してゆく……。一方、光と闇の狭間で目覚めたリクも、謎の人物の声に導かれ忘却の城に姿を現した。
WikiPediaより抜粋
初代キングダムハーツとキングダムハーツIIの間に位置する作品です。
今作から、ハートレスとノーバディの2種類の敵キャラが出てきます。
このノーバディは、強い心や想いを持つ者がハートレスになった時、残された肉体と魂が別の世界で生まれ変わったものです、抜け殻みたいな。
また、重要キャラクターとして「ナミネ」と「XIII機関(じゅうさんきかん)」が登場します。
「XIII機関」は、ノーバディの中でも特に強い13人だと思ってもらえればよいです。
物語の舞台は「忘却の城」になります。
この「忘却の城」は「新しい記憶を手に入れると、代わりに元々持っていた記憶を失う」というとんでもないダンジョンです。
闇の世界に行ってしまったリクとミッキーを探すためにソラ達一行はこの城を訪れますが、奥へ進んでいくにつれ、ソラの記憶がなくなっていってしまいます。
そして、このソラの記憶を操り改ざんしている張本人が、先ほど紹介したナミネになります。
※ソラの記憶の中のカイリをナミネ自身にすり替え、改ざんしていました。
終盤では、ナミネが改ざんしていたソラの記憶を元に戻したことにより、ソラはカイリ
のことを思い出します。
そして同時に、ナミネ自身のことも認知できるようになり、彼女を守るべく、XIII機関と対峙します。
今作のラスボスは、「XIII機関」をまとめており「忘却の城」の管理を任されている、
マールーシャです。
無事にマールーシャを退けることに成功するのですが、ソラの失った記憶をすべて取り戻すためには、忘却の城に設置されている、白い花のようなカプセルで1年間眠る必要があるとのこと。
そうすることによってこれまでの記憶を思い出す代わりに、今作での忘却の城での出来事は全て忘れてしまいます。
つまり、ナミネのことも忘れてしまう、ということですね。
最終的に、ソラはこのカプセルの中に入り、1年間目を覚まさなくなります。
また、あらすじにもあった通り、今作では操作キャラとしてリクも登場します。
ソラ達が地上から地下に向けて忘却の城を踏破するのとは逆に、リクは地下から地上を目指して物語が進みます。
初代キングダムハーツのエンディングで、ソラ達がアンセムを撃破したことにより、リクも自分自身を取り戻したのですが、実はアンセムはリクの心の中で、機が熟すのを待っていました。
またも闇の力に飲み込まれまいと、必死に自分の中の闇を抑えようと頑張ります。
道中、XIII機関がリクの前に立ちはだかるのですが、彼らを倒すために、やむなくリクは自分の中の闇の力(=アンセムの力)を行使します。
そして、終盤でいよいよ闇の力に完全に飲み込まれそうになったときに、王様であるミッキーが助けに来てくれ、どうにかこうにか忘却の城の脱出に成功しました。
ミッキーと合流したリクは、光の世界へと戻るため、再び闇の世界を旅することになりました。
キングダム ハーツII 「KHII」(2005年12月22日:PS2)
あらすじ
トワイライトタウンに住む少年ロクサスは、残り少ない夏休みを楽しく過ごしていた。
しかし、ある日を境に急に見知らぬ少年の夢を見たり、街で自分にしか見えない現象が起こったりと、身の回りでおかしなことばかりが起こり始める。
一方、ソラ・ドナルド・グーフィーが記憶の眠りから目を覚ますと、そこは(前作で眠りについた)忘却の城ではなく、トワイライトタウンだった。
3人の乗った列車は不思議な塔に辿り着き、そこで王様の師匠であるイェン・シッドから、世界に再び異変が起きていることを知らされる。
ノーバディと呼ばれる怪物を率いるXIII機関が暗躍しているというのだ。
WikiPediaより抜粋
時系列に追っていっているので、我々はすでにノーバディのことを知っていますが、あらすじ内では、あたかも初めてノーバディが出てきましたみたいになっていますね(笑)
そして、今作でも物語はいきなり「ロクサス」から開始されます。
説明もほどほどにあらすじに参りますが、ロクサスはトワイライトタウンにて、楽しく夏休みを過ごしていましたが、徐々に彼の周囲に異変が起き始めます。
というのも、実はトワイライトタウンは上記のディズが作ったデータの世界であり、現実世界とは別物だったのです。
ちなみに、ロクサス自身も現実世界の人間ではなく、その正体はノーバディでした。
じゃあロクサスは誰のノーバディなんだという疑問が浮かびますが、ここで初代キングダムハーツを振り返ります。
初代キングダムハーツの物語内で、カイリを目覚めさせるため、ソラは自分自身にキーブレードを突き立て、自分の心を開放(=ハートレス化)していた経緯があります。
ノーバディは、強い心や想いを持つ者がハートレスになった時、残された肉体と魂が別の世界で生まれ変わったものですよね。
そう、ロクサスはソラのノーバディなのです。
前作のチェインオブメモリーズのエンディング、ソラは自分の記憶を取り戻すために、白いカプセルの中で眠っています。
そこにロクサスが向かうことで、ソラの記憶は完全に回復する、というわけなんですね。
キングダムハーツIIの開始から操作していたロクサスがまさかソラのノーバディだったなんて・・・このときは誰も知る由はなかったでしょう。
完全に記憶が回復したソラですが、当然、前作のチェインオブメモリーズの記憶、つまりナミネやロクサスのことは覚えていません。
ここからがソラ編の始まりということで、初代キングダムハーツで倒したヴィラン達が復活し、またXIII機関もいるということで、ハートレスとノーバディの2種類の敵キャラを相手どります。
ソラは光の世界で戦っており、リクはミッキーと闇の世界を旅しています。
では、初期メンバーのうちの一人のカイリはというと、XIII機関のメンバーであるアクセルに誘拐されていました。
なぜ、ノーバディであるアクセルがカイリを誘拐するのか。
その説明をするには、アクセルとロクサスの関係から説明する必要があります。
元々アクセルとロクサスは、XIII機関の中でも親友でした。
ロクサスは記憶を消され、データ世界であるトワイライトタウンに送り込まれていたのですが、前述の通り、ソラのノーバディであるため、ソラの記憶がよみがえるのと同時にロクサスは消滅してしまいました。
※ロクサスがXIII機関に所属していた頃のお話は、キングダム ハーツ 358/2 Daysで描かれています。
消滅してしまったロクサスを蘇らせるにはどうしたらいいか。
そうです、ソラをハートレスにしてしまえばよいのです。
そう考えたアクセルは、ソラの大切な人であるカイリの誘拐に至ったというわけです。
※前作のチェインオブメモリーズでも登場したアクセルですが、今作キングダムハーツIIでは、すでにXIII機関を抜けています。
アクセルとカイリの行方を追いつつ、物語は進みます。
今作のラスボスは、すでにご存じの、ゼムナスになります。
彼の野望は、キーブレードによってハートレスを倒した際に現れる心を集め、「人の心のキングダムハーツ」を作り出し、完全な存在になることでした。
また彼は、XIII機関のリーダーでもありました。
ハートレスを効率よく倒すため、自ら機関を起ち上げたのです。
世界の異変を止めるためにソラ達はハートレスと戦い、ハートレスを倒すことで心を開放するも、その心は「人の心のキングダムハーツ」の完成の手助けになってしまっていました。
このことにソラ自身も気づき、苦悩してしまいます。
物語が進むにつれ、リクの周囲がフォーカスされていきます。
またしてもやむを得ず闇の力を行使したところ、心はリクのままですが、姿かたちが完全にアンセムに変化してしまいます。
そんな中、いったんはアクセルに誘拐されたカイリですが、今度はXIII機関自体に誘拐されてしまいます。
そのXIII機関にカイリを救うべく現れたのが、頭脳はリク、体はアンセムの、リクでした。
終盤で、XIII機関からカイリを取り戻したリク(アンセムの姿)とソラ達が出会うシーンがあるのですが、心を通じ合わせたことにより、頭脳はリク、体はアンセムのリクであることを、ソラも理解します。
ここまできてようやく、初期メンバーの3人が揃いました。
その頃、王様であるミッキーは、賢者アンセムに会いにいっていました。
彼は、ディズという名で、前作のチェインオブメモリーズのリク編から登場していますが、彼の正体が分かるのが、今作のキングダムハーツIIです。
彼こそが、心の研究を行い、初代キングダムハーツのエンディングで記憶を失っていたゼアノートをかくまっていた「賢者アンセム」です。
彼は、自分の一番弟子であったゼムナス(=ゼアノート)が起こした一連の事件に対するけじめをつけるため、完成間近だった「人の心のキングダムハーツ」を、「データ化して破壊する機械」を用いて破壊します。
「人の心のキングダムハーツ」が破壊された影響から、アンセム化していたリクの姿も元に戻り、一同はラスボスであるゼムナスを倒すため、闇の世界へ向かいます。
途中、ソラとリク以外のメンバーは先んじて光の世界へと帰ってしまいましたが、
ゼムナス撃破後は、無事に全員が光の世界へ帰ることができました。
そして、光の世界に戻った、ソラ・リク・カイリのもとに、王様であるミッキーから「キーブレードマスター承認試験」の手紙が届き、物語は幕を閉じます。
キングダム ハーツ 358/2 Days「Days」(2009年5月30日:DS)
あらすじ
物語の始まりは『キングダム ハーツ』でソラがハートレスとなった頃。
強い心の持ち主がハートレスになった際、心に取り残された身体と魂がノーバディとして生まれ変わることがあるが、それはソラも例外ではなく、黄昏の街トワイライトタウンでソラのノーバディが誕生していた。
ノーバディで構成される組織・XIII機関のリーダーであるゼムナスに機関に勧誘された彼は、新たにロクサスという名前を授けられ、XIII機関に加わることとなった。
ノーバディになる前の過去の記憶がなく、また伝説の武器・キーブレードを使うことができる彼は、機関の言われるがままにハートレスを討伐する任務をこなす日常を過ごしていく。
そのさなか、ロクサスは先輩の機関メンバーであるアクセル、そして彼より後に機関に加入した“14番目”の機関メンバー・シオンと交流を深め、徐々に感情と呼べるものを習得していく。
WikiPediaより抜粋
今回は、ソラのノーバディであるロクサスの、XIII機関時代のお話になります。
あらすじにもありますが、ノーバディとして誕生したロクサスは、XIII機関のリーダーであるゼムナスに拾われます。
その際に「ロクサス」という名前をつけてもらったわけなんですが、この名前、実はソラのアルファベットに「X」を足した、アナグラムになっています。
※ソラ「S O R A」+「X」→ロクサス「R O X A S」
※言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって、全く別の意味にさせる。
ちなみに、XIII機関のメンバーの名前は全員同様のアナグラムが用いられています。
先輩であるアクセルに指導してもらいながら、XIII機関のメンバーとして日々を過ごしていたロクサスでしたが、新たに加わった14番目のメンバー「シオン」の教育係に任命されます。
ノーバディである彼らには「心がない」ので、初めこそコミュ障ではあるのですが、段々と打ち解け、アクセル・ロクサス・シオンの3人で、358日を過ごします。
そうこうしているうちに忘却の城が消滅してしまうのですが、XIII機関、というよりはゼムナスの目的は、キングダムハーツIIと同じく「人の心のキングダムハーツ」を作ること。
そのためには、キーブレードでハートレスを倒す必要があります。
ゼムナスがロクサスを拾ったのは、ソラのノーバディであるため、キーブレードを扱えるためだったんですね。
また、新たに加入したシオンも、キーブレードを使えてしまいます。
なぜ、ただのノーバディであるシオンもキーブレードを扱えるのか。
これは、シオンが「ソラとロクサスの心の中にあるカイリのコピー人形」だからです。
順を追って説明しましょう。
XIII機関は、大儀である「人の心のキングダムハーツ」をいち早く完成させるため、キーブレードを扱える勇者が必要でした。
そのため、キーブレードの勇者であるソラを利用しようと画策します。
ソラを機関に従順な駒にするべく、チェインオブメモリーズで登場したカイリのノーバディであるナミネにソラの記憶を改ざんさせていましたが、忘却の城の管理を任されていたマールーシャの謀反が顕在化したことで、ソラ自身を駒にする計画は断念。
代わりに、その改ざんの途中の記憶の断片を、人為的に作り出したレプリカに植えつけ、ソラの力をコピーしたキーブレードの勇者レプリカを作ろうとしていました。
これを「レプリカ計画」と言いますが、そのレプリカ計画の一端で誕生したのが、シオンでした。
シオンはロクサスのコピーでもあるので、キーブレードが使える、というわけなんですね。
そして、シオン本人も気づかない間に、コピー元であるロクサスから力を吸収していってしまいます。
元々は、キングダムハーツを完成させるため、効率よくハートレスを倒してくれるキーブレードの勇者としてロクサスがいましたが、力を吸収したことにより、シオンの方が強くなってしまう結果に。
そのため、ロクサスのスペアであったシオンを優先するように、XIII機関も計画をシフトチェンジしていきます。
ここから、ソラとリクが絡んできます。
チェインオブメモリーズのエンディングから繋がっているのですが、ソラは忘却の城に設置されていた白いカプセルの中で眠っています。
その眠りを覚ますためには、ノーバディであるロクサスが、ソラの元に向かわねばなりません。
しかし、シオンは「ソラとロクサスの心の中にあるカイリのコピー人形」である、つまりソラが完全復活するには、シオンもソラの元に向かう必要があったのです。
そのバックボーンを知っているリクは、当然のことながらシオンをソラの元に向かわせるため、戦闘をしかけます。
リクは戦闘に勝利するも、シオンの背景を知っている為、自分がどう動くべきなのか自分で考えるよう諭します。
途中でXIII機関を抜けたり、カイリと話をした結果、自分自身がコピー人形として完成間近だったこともあり、ゼムナスの策略(=キングダムハーツを完成させるための駒としてシオンとロクサスを使うこと)を頓挫させるため、自らからロクサスに最終決戦をしかけ、とどめを刺すよう伝えます。
シオンが消滅したことをきっかけに、ロクサスはXIII機関にいる意義を見出せなくなり、機関を抜けてしまいます。
ここで、リクが、キングダムハーツIIの終盤で闇の力に完全に染まってしまい、アンセムの姿になってしまう原因となる戦闘がおこります。
結果はリクの勝利、ロクサスはディズによってこれまでの記憶を消され、キングダムハーツII冒頭の、データ世界のトワイライトタウンに送られます。
とっても切ないですね。
3.発売日順
時系列に沿ってストーリーを追っていきましたら、最後は実際にゲームが発売された順番に追ってみましょう。
これじゃあストーリーが分からなくなっても仕方ないよね!
ってくらいに、右往左往しておりますw
なお、分かりやすくするため、以下のタイトルについては省いております。
・ファイナルミックス(FM):北米版をベースに新要素が追加されたシリーズ
・アルティメットヒッツ:大ヒットしたゲームの廉価版
・HDリマスター版:ゲームが2本、映像作品が1本収録されたコレクション作品
・大筋のストーリーとは関係のない、スマートフォンなどのタイトル
2002年3月28日 キングダム ハーツ(PS2)
2004年11月11日 キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ(GBA)
2005年12月22日 キングダム ハーツII(PS2)
2009年5月30日 キングダム ハーツ 358/2 Days-スリーファイブエイトデイズ オーバーツー(DS)
2010年1月9日 キングダム ハーツ バース バイ スリープ(PSP)
2012年3月29日 キングダム ハーツ 3D-ドリーム ドロップ ディスタンス-(3DS)
2019年1月25日 キングダム ハーツIII(PS4/Xbox One)